OnePlusより1月11日にインドにて発表されたスマートバンドが届きましたのでレビューしていこうと思います。
目次
スペック・仕様
仕様・スペック | OnePlus Band | Xiaomi Mi Band 5 |
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モデル | W101N | XMSH10HM |
ディスプレイ | 1.1インチAMOLEDディスプレイ 126 x294ピクセル P3広色域 5段階輝度調整 | 1.1インチAMOLEDディスプレイ 126 x294ピクセル 最大輝度 450 nits 以下 5段階輝度調整 |
サイズ | 40.4mm x 17.6mm x 11.45mm(本体) 257mm x 21.0mm x 0.7mm(バンド) | 46.95 x 18.15 x 12.45mm(本体) |
重量 | 10.3g(本体) 12.3g(バンド) 22.6g(本体+バンド) | 11.9g(本体) |
センサー | 血液酸素センサー 3軸加速度計と3軸ジャイロスコープ 光学式心拍センサー | 3軸加速度計と3軸ジャイロスコープ 光学式心拍センサー |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
バッテリー容量 | 100mAh(最大14日間のバッテリーライフ) | 125mAh(最大14日以上のバッテリーライフ) |
充電方式 | 有線充電ドングル(専用充電器)、USB Type-A | マクネット充電 |
防水性能 | 5ATM IP68 | 5ATM |
システム言語 | 英語、ヒンディー語、中国語 | 英語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、ウクライナ語、ポーランド語、韓国語、ポルトガル語、トルコ語、日本語、アラビア語、チェコ語、タイ語、インドネシア語、ギリシャ語、ベトナム語、ルーマニア語、中国語、オランダ語 |
運動モード | 野外ランニング、室内ランニング、ファットバーンラン、野外ウオーキング、野外サイクリング、室内サイクリング、クロストレーナー(自転車トレーニング)、ローイングマシン、クリケット、バドミントン、プールスイミング、ヨガ、フリートレーニング、計13種類 | 屋外ランニング、パワーウォーキング、サイクリング、屋内ランニング、プールスイミング、フリースタイル、屋内サイクリング、エリプティカル、ジャンプロープ、ヨガ、ローイングマシンランニングまたはウォーキング、計11種類 |
健康測定機能 | 24時間心拍数モニタリング 睡眠モニタリング 血中酸素レベルモニタリング 睡眠時自動SpO2測定 呼吸運動 無操作アラート(座りすぎ警告) ステップカウンター 毎日の目標設定 | 24時間心拍数モニタリング 睡眠モニタリング ストレスモニタリング 月経周期モニタリング 呼吸運動 ステップカウンター 無操作アラート(座りすぎ警告) PAI 活力指数評価 毎日の目標設定 |
その他の機能 | アプリ通知機能、着信拒否、メディアコントロール、ストップウォッチ、タイマー、アラーム(振動)、カメラシャッターコントロール、スマートフォンを鳴らす、Zenモード同期(OnePlusスマートフォンのみ)、天気予報、OTAアップグレード、充電表示 | リモート写真撮影、音楽再生、電話機の位置特定、電話機のミュート、電話機のロック解除、着信通知、マナーモード、WhatsApp 通知、アプリメッセージアラート、カレンダリマインダ、イベントリマインダ、天気予報、タイマー、カウントダウンタイマ、アラーム、Bluetooth ブロードキャスト、オンラインダイヤル、カスタムダイヤル、プリセットダイヤル、画面ロック、 充電状況表示、装着方法の選択、OTA アップグレード |
コンパニオンアプリ | OnePlus Health | Mi Fit |
価格 | 【インド】 本体+バンド/ 2,499インド・ルピー(約3,500円) バンド / 399インド・ルピー(約570円) | 【インド】 2,499インド・ルピー(約3,500円) 【日本】 4,490円 |
良い点 気になる点
- バッテリー持ち
- ホーム画面、左右のスワイプ操作
- マグネット充電非対応
- ストレスチェック機能非搭載
Google Fit同期非対応アップデート対応済み
- ディスプレイの発色・レスポンス
- 美しいウォッチフェイスデザイン
- 精度の高い睡眠測定
日本語通知OK(システム・アプリは英語)特定の漢字で文字化けを起こすようになっています。- 綺麗なUI
デザイン・質感

OnePlus Bandは一般的なフィットネスバンドと同じようなデザインとなります。ディスプレイはダエン形で少し角張った印象です。

バンドはXiaomi Mi Bandとほぼ同じで柔らかい素材が使用されており、裏表ツートンカラーとなります。デザイン性は3,500円と考えると高いかもしれません。

42mm、47mmのスマートウォッチと比べるとバンドは薄くて細め。つけ心地は非常に良いものです。このへんはスマートバンドの特権ですね。

背面には心拍数センサーとSpO2センサーが搭載されています。出っ張りは控えめで、角が丸く処理されているので押し付けても違和感なく装着出来ます。

重量はバンドと本体合わせて23g。つけているのを忘れるくらい心地の良いものです。
AMOLEDディスプレイは明るく綺麗

OnePlus Bandに搭載されるディスプレイは発色豊かでとても綺麗です。ウォッチフェイスも結構かっこいいものが揃っているのでそれを引き立ててくれます。
ディスプレイのレスポンスは指に吸い付くように追尾してくれて、サクサク動作します。
輝度調整は20%から100%までの5段階調整で、自動輝度調整には対応していません。その代わりにナイトモード機能が用意されており、時間指定して輝度を20%まで下げる機能が搭載されています。
SpO2測定は文句なし

OnePlus Bandに搭載されるSpO2測定はかなりクオルティーが高いです。
手動での測定方法に加え、睡眠時に一定間隔で測定するか、もしくはリアルタイムで測定するかを選択することが出来ます。

こちらはリアルタイムでの測定結果。睡眠時に酸素飽和度が85%まで下がっているのがわかると思います。
この機能は睡眠の質にも影響する部分なのでSpO2が測れるのはかなりいいです。
睡眠・歩数記録
端末は左realme Watch S、真ん中HUAWEI GT2 42mm、右OnePlus Bandのアプリデータです。正直に申し上げます。どれが正しいかはわかりません。
睡眠

OnePlus Bandの睡眠測定機能には、脳が働いてるとされるレム睡眠の測定記録は含まれていなく、浅い眠りと深い眠り、覚醒で表されます。

睡眠中のSpO2測定機能をオンにしておけば、酸素飽和度の最低値もみることが出来ます。
歩数

歩数はrealmeが524歩、Huaweiが437歩、OnePlus Bandが456歩となりました。
バッテリー持ちは最悪

リアルタイムSpO2測定ON、画面輝度60%、持ち上げてON常に、心拍数6分ごとに設定。22時間使用時のバッテリー消費は81%から40%の結果となりました。
その後、2時間同条件で使用し、40%から35%になったことからも、バッテリー持ちは良くないです。
OnePlusが公式で発表した14日間のバッテリー持ちは、実際に使用すると1週間程度が最大かもしれません。
一定間隔SpO2測定 バッテリーテスト
一定間隔SpO2測定ON、画面輝度60%、持ち上げてON常に、心拍数6分ごとに設定。
リアルタイム測定はバッテリー持ちが悪すぎるのでこちらで計測。
満充電3回目(100%スタート)
1日目 / 87%(睡眠時間 : 8h38m) , 2日目 / 76%(1h17m) , 3日目 / 61%(11h00m) , 4日目 / 44%(10h55m) , 5日目 / 31%(3h43m) , 6日目 / 14%(6h10m) , 7日目半 / 3%(3h20m)
充電方法は専用の充電器に差し込む

OnePlus Bandはバンド部と本体を切り離して、専用の充電器にハメて充電する形となります。最近では本体をそのまま充電できるマグネット式が出てきていることからも、この点は残念に感じる人は多いかもです。
OnePlusは8 Proでワイヤレス充電の実装、8Tで65W急速充電に対応したので、使い勝手のいいマグネット式充電を実装すると思っていましたが、残念です。
充電速度は比較的早めで、1時間もあれば充電が完了するくらいの速度でした。
日本語通知対応

インドで発表されたスマートバンドなだけあって、日本語には対応していないと思ってましたが、バッチリです。
フォントも自然かつ文字化けもしません。表示領域は小さいですが、文字サイズが最適化されており、1画面で確認できる文字量は結構多いと思います。
ウォッチフェイスの変更は長押しではない、つまり
OnePlusバンド
— Paa (@parar1919) January 23, 2021
ウォッチフェイスの変更重視しすぎwww
ディスプレイは非常に綺麗、レスポンス最高 pic.twitter.com/vUEIuw8lDq
なんで長押しにしなかったのかは謎です。OnePlus Bandのウォッチフェイス変更は右からスワイプ、左からスワイプの2パターンとなります。
ホーム画面長押しで機能するものは無いので、ここに割り振った方が絶対に良かった。おそらくOnePlusはTPOに合わせて素早く時計デザインを変更できるようにしたかったんだと思います。それが裏目に出て非常に使いにくいホーム画面となっています。
メニューを開いて戻るには左からのスワイプとなりますが、その際に意図しないウォッチフェイスの変更が起こります。避けられません。
ここは今後のアップデートで改善されてほしいところです。
ウォッチフェイス一覧

現在のウォッチフェイスは画像の通り。スマートバンドとしては充実しているように思います。他社と比べてスタイリシュなものが揃っている?ように感じます。
こってりしていなく、シンプルな表現のものが多いです。

物足りなさを感じる方にはウォッチフェイスの作成機能があります。時計と日付の位置を変更できるほか、自分で画像を持ってきてセットすることも可能です。
OnePlus Healthアプリ

OnePlusはスマートバンド発売に合わせて、コンパニオンアプリOnePlus Healthをリリースしました。現在は限られた地域でしかダウンロード&インストールすることが出来ないため、管理人はAPKファイルを使用しました。
接続時の設定項目は、他社のスマートウォッチでできることが網羅されています。
通知設定、アラーム設定、歩数・カロリー目標設定、心拍数間隔測定(6分・2分・毎秒)、心拍数警告、睡眠時のSpO2測定設定(一定間隔・リアルタイム)、アラーム設定、装着する腕の選択(右・左)、1h間隔座りすぎ警告(9時-21時)、持ち上げてオン・オフ(自由時間指定)、ナイトモード(自由時間指定、輝度20%固定)、バンド表示項目の選択、メディア・コントロール、OTA機能、OnePlusアカウント同期(心拍数、睡眠、歩数、その他)。
OnePlusアカウントとの同期は可能ですが、Google Fitとの同期機能はありません。日頃からFitにバックアップをとってる方は注意が必要です。
買ったほうがいい人
・Xiaomi Mi Band 5を何かしらの理由で購入できない
・睡眠時にSpO2測定が必要
・OnePlusのスマートバンドに興味がある
買わないほうがいい人
・バッテリー持ちを重視する
・マグネット充電が必要
・ストレスチェックや女性に優しい機能が必要
・Google Fitにデータをバックアップしている
・3月に発表されるOnePlus時計を待っている
まとめ
OnePlus Bandはバッテリー持ちがとっても悪いです。公式発表の14日間のバッテリー持ちは期待しないほうが良いです。
しかし、発色豊かでレスポンスがいいディスプレイ、睡眠時のSpO2リアルタイム測定はかなり精度がいいので、ここを重視する方にはおすすめです。
今後グローバルで展開される可能性があり、海外ECサイトでもいずれ手に入れることが可能になるでしょう。ファンの方は是非、チェックしてみてくださいな。
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